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アメリカ軍ヘリパッド建設工事の差し止めを求め、東村高江の住民が起こした裁判の1回目の口頭弁論が10日、那覇地方裁判所で開かれました。
この裁判は、東村高江の住民31人がオスプレイの騒音によって人格権の重大な侵害を受けている中、さらにヘリパッドが建設されれば、住環境はさらに破壊され平穏な暮らしが維持できないなどとして、工事の差し止めを求めているものです。
事前集会で住民の一人、安次嶺雪音さんは「何でもっと私たちとちゃんと話し合ってくれないんだろうということをストレートに伝えていけたらと思います」と話し、別の参加者は「住民を無視したような訓練が続くことがとても不安」と話しました。また、別の参加者は「高江で安心して子どもと生活していけるように工事が止まればいいと思います」と話しました。
11月10日の口頭弁論では、住民を代表して安次嶺雪音さんが「多い時は3機同時に夜11時までオスプレイが家の上空を飛びまわる。私たちはここで静かに暮らしたいだけなのです」と意見を述べました。
一方、国側は差し止めを認める重大な違法性はないなどとして、訴えを退けるよう求めています。次回裁判は12月6日です。