※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
第2次世界大戦後に台湾で起きた国民党政権による住民弾圧「2・28事件」に家族が巻き込まれ亡くなったとして、県内に住む遺族が、台湾で被害認定と賠償を求める手続きを行いました。
11月2日、2・28事件の被害認定をする「二二八事件記念基金会」で手続きを行ったのは、事件に巻き込まれ亡くなったとされる県出身犠牲者の2人の遺族です。
1947年に起きた「2・28事件」は、中国大陸から台湾に来た国民党政権が多くの住民を殺害したもので、約2万人が犠牲になったとされています。今回、被害認定の申請があった2人は当時仕事で台湾を訪問し、事件に巻き込まれたということです。
台湾では「2・28事件」をめぐり、2016年2月、別の日本人遺族に約2000万円の賠償を命じる初めての判決が確定しています。