謝花「さて、山内さんは読書はお好きですか?」
山内「はい。特にこの時期はやっぱり何か読んでみたくなりますね。」
謝花「そんな本好きにはたまらない、沖縄初開催のあるユニークなイベントが先日ありました。比嘉夏希さんのリポートです。」
先週土曜日、閉店後の本屋さんににぞくぞくと集まる人…その手には、折り畳み式の椅子やタオルケット!?
参加者「ひとつの作者全部、10冊は無理かな?5冊以上は読みたいな」
参加者「もう作戦立てて、寝袋で2時ぐらいまで寝てあとはずーっと読もうと思っています。」
実はこちらの皆さん、ジュンク堂那覇店で開かれた限定イベント、閉店後の本屋さんに宿泊できるという、その名も「ジュンク堂に住んでみる」ツアーの参加者です。参加したのは、60人以上の中から抽選で選ばれた20人。まず行ったのは、「寝床」を決めるためのじゃんけん。
参加者の宿泊スペースは、地下1階から地上3階にまたがるフロアで、夜11時から朝7時まで、一日限定の「住人」たちはおよそ100万冊の本に囲まれ、本好きにとってまさに「至福の時」を過ごします!
この企画、お客さんがTwitterで「ジュンク堂に住んでみたい」とつぶやいた事をきっかけに、2年前に東京で始まりました。
森本店長「(初年は)かなり反響があったので、話題にもなって。それを知ってる沖縄の方がぜひ沖縄の店舗でもあの企画をやってほしいという要望がかなりあったんですよ。」
比嘉夏希記者「ただいま、午前3時半です。何名かの方は、ああして、読みつかれたのでしょうか、スヤスヤと眠っています。」
男性「(Qどのくらいこの場所にいるんですか?)始まった時からずっと。もうここらへんのが気になってたんで、買うかどうか検討しようと思って色々読んでます。」
こうして夜はふけていき、翌朝。
参加者「好きな本を集めて来て一晩中読んでました。10冊前後は集めてきたんじゃないかな。」「ゆっくり全部の棚を見るっていう夢がかなって、色んな本が見れて本当に幸せでした。寝ずに頑張りました」
寝ぼけまなこでも、そこには満足そうな笑顔。本好きにとって、なんとも幸せな一泊二日のツアーとなりました。