※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
こちらは石垣市から、名護市にやって来た琉球王国を代表する教育者・名護親方ゆかりの厨子です。
名護市の博物館で28日から一般公開が始まりました。28日、名護市に寄贈されたのは、名護親方、中国名・程順則の実の母と義理の母の2つの骨壷・厨子です。
厨子は、あの世で住む宮殿とされているため、建物の形に作られていて、側面には、教育者である名護親方自らが記したという2人の母の人生が綴られています。
これらは戦後の混乱期に、墓泥棒にあい、行方不明になっていました。2016年に入り、厨子を所有していた石垣市の観光施設のオーナーが、名護親方が領地として治めていた名護市に寄贈しました。
稲嶺進名護市長は「大感激と言いましょうかね。ゆかりの地によくお戻りになったと思います。」と話しました。県立博物館・美術館の安里進前館長は「お母さん以上に自分のお嫁さんのお母さんを大変大事にしたと言うことがここに表れますね。」と話していました。
特別展は11月月13日まで開かれています。