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ヘリパッド工事に反対する男性らが10月20日逮捕されました。傷害の疑いなどで逮捕されたのは、沖縄平和運動センターの山城博治議長と神奈川県に住む男性です。
県警によりますと、山城議長らはことし8月、ヘリパッド工事に伴うフェンスの設置作業を行っていた防衛局職員の肩を激しく揺らすなどの暴行を加えた疑いが持たれています。県警は捜査上の理由で2人の認否を明らかにしていません。
逮捕に抗議して20日名護署前には多くの支援者が集まりました。
接見した三宅俊司弁護士は「きのうの(土人)発言といい全国から機動隊員を導入したことといい、住民を敵視するような弾圧体制を繰り返している、その一環だと思います。現場の中で中心になっている人を現場から剥がして住民を裸にして弾圧しようという、こういう風な意図だと思います」
新田記者「午後2時すぎ、県警の捜査員がテントの中の捜索に入りました。現場は騒然としています」
一方、議長の逮捕を受けて、10月21日、県警は、北部訓練場のヘリパッド建設予定地につながる東村高江のN1裏と呼ばれるゲート近くで、捜索や現場検証を実施。被害者とされる沖縄防衛局の職員立会いのもと現場検証を行ったほか、約1時間半かけて反対する市民が設置したテントなどをくまなく捜索しましたが、物品の差押えなどはありませんでした。
今回、反対する市民らが少なくなった時間帯を狙ったかのような突然の捜索に、市民と警察との間で一時騒然としました。
反対する住民は「高江の運動を破壊するための弾圧で、絶対に許せないです」また別の住民は「何切ったとか、話がそれている感じがして、基地造りのために怒って、こういうことが起きている。元が忘れられていて」「見ていると最近よく言われる沖縄差別かなと」