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一票の格差を巡る裁判で、福岡高等裁判所那覇支部は20日、格差を「合憲」とする判決を言い渡しました。
この裁判は、2016年7月の参院選で、選挙区定数の見直しがされたものの、未だに一票の価値が不平等で違憲だとして、選挙の無効を求め全国各地で提訴されているものです。
10月20日の判決で、福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長は、合区の導入などで「著しい不平等状態にあったとはいえない」として格差は「合憲」とする判決を言い渡しました。
原告側の伊藤真弁護士は「まさに裁判官が政治部門に追随してしまった。裁判所がその役割を完全に放棄した、まったく情けない判決と言わるを得ない」と話しました。
原告側は、判決を不服としてすぐさま最高裁判所に上告しています。