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親会社の経営難により石油製品の販売を停止していた南西石油が、愛媛県を中心に事業展開する企業に経営譲渡されることになりました。
南西石油の全株式約268万株を取得するのは、愛媛県に精製施設を持つ「太陽石油」で、日本円で134億円余りです。
南西石油は2008年にブラジル国営企業の傘下に入りましたが、この国営企業の経営難で、石油の精製と販売から段階的に撤退し、貯油タンク設備などの貸し出しだけを行っていました。
太陽石油は、愛媛県で精製した製品を県内で販売する考えで、これで県内での精製業務再開の見込みはなくなりました。今回、大勢の離職者が出ることは避けられない見込みで、労働局では沖縄三越の閉鎖以来となる臨時雇用対策本部を設置する見通しです。