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乳がんの早期発見、早期治療を可能にする乳がん検診を多くの方に受けてもらおうというイベントが2日開かれました。そこで出会ったある女性の訴えに耳を傾けました。道行く女性に乳がん検診を呼びかける人たち。その中に乳がんを克服した女性もいました。
玉城文子さんは「実は友人が少し、人間ドックで引っかかりがあって、精密検査を受けた方が良いよと言われて、友人に誘われた。そしてたまたま乳がんが見つかった」と話しました。
去年、全国では1万3000人余りが乳がんで亡くなりました。県内でも年間およそ800人が、乳がんと診断されています。
那覇市で開かれたイベントでは、セルフチェックに役立ててもらおうと胸のしこりがわかる模型に触れてもらう試みや恐怖心を和らげ気軽に検査を受けてもらうためのデモンストレーションが行われました。
玉城文子さんは「早期で発見された。治療にかかる時間も少なくて済んだ。身体への負担が一番なかったのが良かった」と話していました。たまたま受けた乳がん検診で命を救われた玉城さん。できるだけ多くの人に、受診してほしい」と話します。
那覇西クリニックまかびの上原協副院長は「イベントの目的は、検診を受けてくださいということの先にあって、乳がんで亡くなる方を一人でも減らしたいということが目的になります。そのためには早期発見早期治療が大事になります」と話していました。
乳がん検診にかかる費用は、約数千円程度。市町村の補助もあります。忙しい、気が進まないという方にも受診をおすすめします。去年県内で乳がんだと診断された方は約800人です。
女性の12人に1人が、乳がんになるというデータもありますから、自分のこととして、ぜひ定期的に検診を受けてほしいと思います。