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こんにちは。ここからはニュースQプラスです。風を受けてくるくると回る風車。97歳のお祝い「カジマヤー」の風景です。先週土曜日、名護市嘉陽で開かれたカジマヤーは、子どもから玄孫だけで103人が揃い盛大に開かれました。

名護市嘉陽。美しい海が広がる集落は1964年に開催された東京オリンピックでは聖火の宿泊地にもなりました。現在は人口も減少し、40世帯あまり、およそ60人が生活しています。

そんな静かな集落がこの日は久々の賑わいを取り戻しました。

男性「はいおばあ。」

沢山の風と笑顔を受け「カジマヤー」パレード 

沢山の人に次々と盃を分けているのは大正10年生まれ数えで96歳の大城トミさん。来年の97歳を前にカジマヤーのお祝いを開きました。

トミさんには子どもが6人。孫27人。ひ孫57人、玄孫13人の合わせて103人がいます。この日は、さらに親族や集落の人も合わせ200人以上がお祝いに駆けつけました。

大城トミさん「嬉しい気持ちじゃない」

「おばあ〜可愛い」

公民館アナウンス「具志堅のトミおばあのカジマヤーパレードについてはまもなく出発いたします」

沢山の風と笑顔を受け「カジマヤー」パレード 

海からのパーンで車列へトミさんを乗せたオープンカーのパレードは、嘉陽の公民館を出発し、片道およそ10キロを折り返す道のり。大浦の道の駅では出くわした観光客もびっくり。

観光客「へ〜すごい派手だね〜」「何の行列かと」「初めてみました。テレビとかでは見ますけど(生では)初めて」

女性「この地域からまたこうやってここまで皆さんに披露してあやかりをみんなもらってこの地域長生きすると思います。トミさん!あやかって握手お願いしま〜す」

今は南部で長女と暮らすトミさん。耳は少し遠くなったものの、今でもユーモアいっぱいの人気者です。

沢山の風と笑顔を受け「カジマヤー」パレード 

トミさん「(Q皆がトミおばあちゃんにあやかろうと言ってますがどう?)面白いと思います(Q長生きの秘訣は?)長生きするもんじゃない。ハハハハ」

パレードの後は、公民館でお祝いがスタート。孫やひ孫たちも、みんなでお手伝い偉大なおばあちゃんの長寿を祝いました。