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23日琉大病院で開かれたフラメンコミニライブ。会場には、入院患者やその家族など大勢の人が訪れました。踊りを披露した大城さつきさん。プロのフラメンコダンサーを目指し現在スペインを拠点に活動しています。
情熱的な音楽に激しい動き、足を鳴らしてステップを踏むフラメンコですが、実は大城さんは5年前に右の大腿骨に骨肉腫が見つかりました。当時、手術をした場合、「もうフラメンコは踊れない」と告げられました。
大城さつきさん「まさかそんなことが自分の身に起こるなんていうのはフラメンコ勉強しに本気でスペインに渡ってきて、こんな一番大事な足に悪性腫瘍が出来るなんて全く想像がつかない。あまりのことに何が起こったか分からないし。」
「フラメンコをやめたくない」大城さんは踊れる可能性のある治療を選択、懸命なリハビリを続け舞台に立つことができるようになりました。
今回は恩返しのミニライブでしたが、大城さんの踊り見ている側にも勇気を与えました。
患者さん「初めて見たんですけど、かっこよかったです。すごいなとおもいます。自分も頑張ろうって思います。」
大城さつきさん「制限がある中でも何か続けていく、自分が好きなのは諦めちゃだめだとおもうんですよ。これ(フラメンコ)が自分の喜びで生きがいだったので、諦めず、続けていってほしい。好きなのをやめたらだめじゃないかなと思っています。(フラメンコは)生きがいですね。自分の表現する形です。」