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17日、宮古島市の伊良部島では子どもたちにお供えを配るという独特のウークイ行事が行われました。
伊良部島の南区では17日、家族そろって仏壇に手を合わせカビジンを焼いてご先祖を送るという一般的によくみられるウークイが行われたあと女性たちが果物やサトウキビなどのお供え物を仏壇から降ろし始めました。
そして家の前にいた多くの子どもたちに配るのです。先祖を送る儀式が終ったあと、運び出されたお供え物はあっという間に子どもたちの手に。これは「フニウガマピスウ」と呼ばれる伊良部の地域に残る風習です。
「フニウ」はミカン、「ガマ」は「小さい」、そして「ピスウ」は「拾う」という意味で、「子どもたちが小さいミカンを拾う」の意味。
子どもたちは遅くまで各家庭を回ってお供え物を拾い集めていました。この地域の人たちは子どもがお供え物を手に帰っていく姿をみて旧盆の終わりを実感するということです。