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翁長知事が就任して初めてとなる普天間基地の負担軽減推進会議を21日に控え、オスプレイなどの訓練移転先としてある島が注目されています。今週、翁長知事が視察した鹿児島県の馬毛島。島の大部分を所有する民間企業が、政府に売却する意向を伝えていたことがわかりました。
こちらはQABが入手した、要望書。今年3月以降、複数回にわたって、賃料や賃借期間、その後の売却など条件面を記した文書を官房長官に出していました。
おおさか維新の会の下地幹郎衆議院議員は、オスプレイの訓練移転先として現実味を帯びてきたと話します。
下地幹郎衆議院議員は「馬毛島の地主が、今までは売却しない、賃貸だということをずっと言ってきたので、即刻売却に地主が変わったというのが、現実味を帯びてきた最大の理由ですね」と話していました。
鹿児島県西之表市にある馬毛島は、その大半を民間企業が所有している無人島です。今週翁長知事は、下地衆議院議員の提案を受けて視察に訪れていました。
下地衆議院議員は「菅さんも安倍さんも、(普天間基地の)5年以内の閉鎖状態をやらないということで、辺野古を進めることは不可能だという事態をわかっていると思う」と話していました。
馬毛島については、過去にも米軍の訓練移転先として名前が挙がったこともありましたが、地元の反対などで、とん挫していました。
また今回も、地元鹿児島県や西之表市は交渉に加わっておらず、政府も否定していて、訓練の移転が実現するかどうかは不透明な状況です。