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米軍人の民間人殺害事件は復帰後13件

7月6日の県議会代表質問での謝花知事公室長の答弁の様子です。

事件の悲惨さ、そして悔しさからか、言葉を詰まらせる場面がありました。答弁では、復帰後の、アメリカ軍関係者による民間人殺害事件が13件に上ることが明らかになりました。

これは、7月6日の県議会代表質問で、共産党・渡久地修議員の質問で明らかになりました。県によりますと、アメリカ軍関係者による民間人殺害事件は復帰後、13件発生し、このうち12件が海兵隊関係者によるものだということです。

答弁に立った謝花公室長は「平成7年5月10日、宜野湾市で、米海兵隊員が日本人女性を殺害、そして・・・・・今年、女性の殺人等の容疑で、元海兵隊員の軍属が起訴されました。海兵隊員、また元海兵隊員による事件は92・3%を占めており、突出して多いという印象を受けております」と時折声を詰まらせました。

このあと、再質問に立った渡久地議員は「公室長、苦しくて悲しい答弁をさせて申し訳ない。まぁこれが沖縄の現実です」と話していました。

こうしたやり取りに対し翁長知事は「あの炎天下で、6万5000名の方々が集まったということは、これはまさしく沖縄県民の、ある意味では、心からなる叫びではなかったかなと。どうにもこうにもならないところの政治を預かっているのが私たちでありますから、誰に大きな責任があるといっても、私たちに一番大きな責任があることは、これは間違いないわけでありまして」と話し、こうした現実を変えるためにも、今こそ、県民が心を一つにしていかなければならないと強調しました。