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沖縄の伝統漁法を30年以上にわたって撮影した写真集が話題です。
QABを訪れたのは国内外で活躍する写真家の中村征夫さん。
沖縄の本土復帰前から伊良部島を中心に、「アギヤー」と呼ばれる追い込み漁を取材し、4月にナショナルジオグラフィックから「遥かなるグルクン」を刊行しました。
写真集では水中に広がる網でたくさんのグルクンが引き上げられる様子や伊良部島の海人の男たちがモノクロフィルムで表現されています。
中村さんは「グルクンという群れを袖網に追い込み、最後には袋網にまで追い詰めて一気にみんなで引き上げていく。とにかく動きに無駄がなくて、非常に美しいんですよ。」
後継者不足から現在県内での追い込み漁は存続の危機にあり、中村さんは写真集の発刊を通してあらためて伝統漁法を守ることの大切さを訴えたいと語りました。