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16-06-19-03

元アメリカ兵の軍属による女性殺害事件に抗議する県民大会が19日、那覇市で開かれ、主催者発表でおよそ6万5000人が抗議の声を上げました。

大会冒頭、参加者らは1分間の黙とうを捧げ、突然命を奪われた女性の死を悼みました。そして、「なぜ娘なのか。次の被害者を出さないためにも、全基地撤去、辺野古新基地建設反対。県民が一つになれば可能と思う」と遺族のメッセージが読み上げられました。

共同代表をつとめた名桜大学の玉城愛さんは「あなたのことを思い、多くの県民が涙し、怒り、悲しみ、言葉にならない重くのしかかるものを抱いているということを絶対に忘れないで下さい」とメッセージを送り、また、翁長知事も「政府は県民の怒りが限界に達しつつあること、また、これ以上の基地負担に県民の犠牲は許されないと理解すべきである」と訴えました。

また、今回の大会では、「海兵隊の撤退を求める」という強い文言による決議文が採択されました。

参加した人たちはそれぞれ「沖縄は誰が犠牲になっても本当に悼んでいるというのを改めて思って、私もぜひ今日来たいと思って来ました」「なんで自分たちが民意をこうやって一生懸命表しても、何にも…」と話していました。

大会には主催者発表で6万5000人が参加、決議文は日米両政府に届けられます。