監督と生徒の強い絆
この春22年ぶりのベスト16入りを果たした、宮古工業ナイン。その裏には、監督と生徒の絆がありました。
22年ぶりの春ベスト16入りした宮古工業。たった10人の部員での大活躍でした!現在、チームには1年生が加わりましたがそれでも部員数は13人です。
砂川結良選手「ハンデとか感じたことはありません」
宮里澪良選手「人数が少ないだけなので、それだけです」
荷川取龍祐主将「10名できつい時とかも元気なくなると思うんですが、1人が頑張ろうって言ったら頑張れたし」
少ない中でも練習に励んだメンバー。その前向きな姿勢の裏に、監督の存在がありました。
佐久原大志監督「本人たちに良く言うのは、少ない人数でもできないことは何もないと。こういうチームだからこそできることはいっぱいあると」
今の3年生が入学した時に、学校に赴任した佐久原大志監督。宮古工業が初めての監督です。まるで監督もメンバーの一員。毎日一緒に汗を流します。
宮里選手「友達みたいな感じで接しています」
砂川結良選手「人間性とか人としてどうなのかとか教えてくれてとても良い先生だと思っています」
佐久原監督。優しい顔だけではありません。時には厳しく向き合います。
チームを誰よりも思う監督と勝利を分かち合いたい。その思いが春、22年ぶりのベスト16につながりました。春の勝利はまた、新チーム結成後、初めての公式戦勝利でもあったのです。
砂川選手「勝てた時は本当に嬉しかったです」
荷取川主将「ずっと勝ちがなくて先生も悩んでいたと思うんですが、やっと勝ててみんな嬉しそうだったので勝てて良かったです、本当に」
佐久原監督「苦しいこといっぱいありましたけれども、彼らに救ってもらった部分の方がいっぱいあります」
ここまで支えてくれた監督のため、仲間のため、新たな歴史を作った春を超える夏にするため、宮古工業、この夏本気です!!
荷取川主将「まだ大会では2勝しかしていないので、夏の大会ではもっと勝利をプレゼントしたいです。監督と一緒に最高の夏にしたいです」
佐久原監督「最後ですので、結果にこだって。本当にこの人数でできないことはないというのを証明できる大会にしたい」
「絶対甲子園行くぞ!オフコース!」
夏の選手宣誓、宮古工業の荷取川くんに決まったそうなので、より気合いが入りますね!明日は夏の第一シード、糸満高校です。