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最後の夏にかける3人の約束

来月18日に開幕する夏の高校野球沖縄大会。その出場校を紹介する「めざせ甲子園」です!3校目のきょうは、名護商工高校。わずか3人で後輩たちを引っ張る3年生。最後の夏を前に、3人で交わした約束がありました。

県立名護商工高校。一時は部員不足で単独でチームが組めず、他校と合同でチームを作り、大会に出場した経験があります。

そんなチームに去年、後輩たちがぞくぞくと入ってきました。

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山城貴久選手3年「今の2年生と1年生が沢山入ってきてくれたので試合が出来てとても嬉しいです。」

3年生のメンバーは、わずか3人。試合に出られる喜びと同時に、新たな悩みが生まれます。

渡具知銀河選手3年「全然言うことも指示も聞かなかったです厳しい状態でした」

幸地飛勇磨選手2年「練習とかもふざけて先輩たちの言うこと聞いてないけどそれでも試合には自分たちが出られたりして」

最後の大会に掛ける3年生の思いが後輩になかなか届きません。

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花城ひろ滉孝主将「中々理解してもらえない所があったので辞めたい気持ちでした」

後輩をまとめられず、自信を失った花城キャプテンと山城くんは、野球部を辞めようと考え、監督に申し出ました。

安富大志監督「本当にこれでいいのかと後悔しない道をえらんでくださいと」

監督の言葉を受け、3年生3人は、部室でとことん話し合いをしました。しかし、そこで野球を最後まで続けることを決めていた渡具知くんの言葉が2人に響きます。

渡具知銀河選手3年「ここまでやってこられたのなら最後までやってもいいんじゃないか頑張っていこうみたいなこと言いましたね。」

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山城貴久選手3年「普段真剣なこと言わない奴なんで。本気なんだなというか気持ちがこもっていて心にきました。」

そして、出した答え。「3人で最後までやり切る」という約束。お互いの絆を再確認した3年生3人。まずは、自分たちから変わろうと努力をすることから始めました。

一生懸命練習に励む自分達の姿を後輩に見せる中で少しずつ、チームの雰囲気が変わっていきました。

花城滉孝主将「残り少ない中で2年生も頑張ろうとしているのが見えてきて」

高良玲旺選手2年「3年生の背中が大きく見えてきてここまで引っ張ってきてくれたので」

「最後までやり切ろう。」部室で交わした約束が、3人を、そしてチームを結束させていったのです

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山城貴久選手「あの時3人で話してなかったら今誰かが一人欠けていたかもしれないので面と向き合って話して良かったなと思って」

厳しい状況も、乗り越えられたのは、仲間がいたから。感謝の気持ちを胸に、チームの為、最後まで夏を戦い抜きます。

山城貴久選手「3人で迎える最後の沖縄大会なので悔いが残らないように1戦1戦チーム一丸となって戦っていきたいです」

花城滉孝主将「最後まで試合で全員で出しきってみんなで高校野球生活だったねって話し合えるような終わり方になったらいいなと思います」

渡具知銀河選手3年「最後はみんなで笑って勝てる様に頑張っていきたいです」

「てっぺんとるぞ!地球マッサージ」

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