7人が名乗りを上げた浦添市区。4つの議席を現職3人と新人4人が争う激戦区です。
翁長県政に対する現在の与野党の勢力は、ご覧の通り。
4年間議席のなかった野党が復活するのか。それとも与党が勢力を伸ばすのか。注目の選挙区です。
島尻候補「選挙は戦って戦って勝たなければ何にもならないわけであります。選挙だけは100かゼロでございます。必ず4年ぶりに自由民主党の1議席奪還に向けて頑張ってまいります。」
議席の奪還を訴えるのは、自民党の新人、島尻さんです。
前回の選挙で議席を失った自民党。
市議として5期19年を務めたベテランを投入し、野党として4年ぶりの議席復活を目指します。
赤嶺候補「私は市民県民目線の視点を大事にしたいと考えております。しがらみがない形で県民の目線でしっかりと知事に提言をしていくそのポジションをしっかりと確保したいからでございます」
一方、無所属ながら翁長知事とのパイプを強調するのは、4期目を目指す赤嶺さん。
知事の政策立案にも関わるなど、その右腕として知られています。
知事としても落選させるわけにはいかないと熱が入る戦いです。
西銘候補「沖縄県民が翁長知事を立てたこの力が全国を励まして沖縄県民が県政を変えることができた 政治は変えられる。今度の県議会選挙で参議院選挙で沖縄から基地をなくしていくこの県民の声をさらに大きくしていこうではありませんか」
また同じく、翁長知事と歩調を共にするのは、共産党公認の西銘さん。
3期目の議席獲得に向け、沖縄のどこにも新基地は造らせないと訴えます。
当山候補「この翁長知事を支える県議を今増やさなければ元の木阿弥です。知事としてはなにもできなくなってしまう」
社大党公認の新人、当山さん。与党にとって過半数を守ることが至上命題になる中での出馬です。
当山さんにとっても、2008年以来2回目の挑戦となり、オール沖縄の波をとらえたいところ。
父の当山全弘(ぜんこう)さんが持っていた社大党の議席を8年ぶりに取り戻せるのか。雪辱戦です。
國場候補「若者に選挙を呼びかけたい。若いあなたの投票で沖縄の怒りを爆発させるそして全基地撤去して経済発展にむすびつけると」
最年長74歳の新人。國場さんは、若者の声を政治に広げたいと話します。元県職員で自ら政治団体を立ち上げ、告示日の前日に出馬を決めました。
県政には与党の立場で、若者の人材育成を支援する助成金制度や県や市町村議員報酬の30%削減を訴えています。
儀間候補「私の今回の政策の一丁目一番地が西海岸開発でございます。一歩でも前に進めないかぎりこの浦添の発展やあるいは沖縄経済の発展はありえない。」
与野党が火花を散らす中、中立の立場を取るのは、2期目を目指す儀間さん。
前回は無所属でしたが、今回は維新の会から出馬しました。
父親の代から議論が続き浦添にとって最大の課題とも言える西海岸開発の早期実現を訴えています。
金城候補「この浦添から沖縄全体に福祉の心を弱者のためにがんばる弱い人を守るために頑張る皆様のためにみなさまのまちづくりしっかり頑張りたいと決意しているところでございます。」
公明党公認ながら、中立のスタンスをとるのは新人の金城さん。4期16年を務めた前島明男さんの後継として議席を守る戦いです。障害者と高齢者の福祉の充実を訴えています。
与野党が入り乱れる浦添市区。
その結果は翁長県政の行方はもちろん、2017年初めに予定される浦添市長選の情勢にも大きく影響しそうです。