ガジュマルからの美里小の壁画沖縄市美里小学校のシンボル、ガジュマルの木。それを表現したダイナミックな、壁画。校内には、至る所にユニークで可愛らしいイラストが描かれています。
こちらは安慶田小学校の壁画。まるでおとぎの国にタイムスリップしたかのよな心躍るデザイン。
友寄司さん「勉強が嫌いだったりとか友達同士で喧嘩しちゃったりとかそういうことがあってもあの学校に行ったらポジティブな気持ちになれるようにという気持ちで書きました。」
壁画を描いたのは、友寄司さんとエノビ☆ケイコさん。コザを拠点にして活動するクリエーターの2人です。
友寄司さん「この壁画を描いたくらいが(僕たちの)スタート地点かなと思います。」
エノビ☆ケイコさん「完成して17年経った今でもコザの町の顔の一つになっているのが嬉しいです」
そして、沖縄市コザの町、一番街の中にあるパルミラ通りの壁画。17年前仕事を始めたばかりの頃に依頼を受けた、最初の作品は、今ではすっかり街の顔になっています。
彼らが17年間拠点とするコザの街。コザにこだわるのには理由はありました。
友寄司さん「昔は本当栄えていて那覇からも遊びに来る位本当賑わっている町でした。」
エノビ☆ケイコさん「洋服買いに来たりとか、一番街とパークアベニューは憧れの町ていう感じでした」
コザで生まれ育った友寄さん。現在は、シャッターが閉まったままの店が目につくコザの商店街の活気を取り戻したい、そんな思いで活動しています。
2人は専門学校卒業後、県内で活動を始めました。多くの仕事を受ける中でさらに大きな舞台を目指したいと思うようになります。
エノビ☆ケイコさん「目指すは全国とか東京と気持ちが向いている時期があって、地元を疎かにしていていた」
しかし一方で地元の仕事は減っていきました。
エノビ☆ケイコさん「東京のお仕事頂いていても地元の仕事が減ってしまった現状に、地元にもちゃんと発信していかないと意味がないよとその時に気づきました。」
こざっぴDO!上映会「アトロンのお二人です、友寄司さん・エノビさんです!」
現在手がけているのは、こざっぴDO!という携帯アプリ。スマートフォンで見られるアニメを作って、コザの魅力を伝えたいと始めました。例えば、4話に出てくる、ピザ屋。店の細かい地図や情報まですぐに分かるようになっています。
お客さん「すごい素敵なものを作っている方々だなと思いました」
お客さん「やはり独創性かな思います。僕らが思いつかばないような想像力だったり、それを絵に表しているかなと感じます。」
シアタードーナツ代表宮島真一さん「自由だよね。とにかく貪欲に町を表現していく色々な形で。それが彼女彼らアトロンの最大の武器であり魅力ですよね。」
そんな2人は今年、事務所に自分たちがデザインした雑貨店をオープンさせました。コザ発のブランド、ここでしか買えないコザの特産品にしたいと考えています。
友寄司さん「地元愛というか今までないがしろにしていた部分もあったんですけど改めてコザでやれている自分たちの活動に感謝したり、コザで活動して作品を作っていることがコザの魅力に繋がって盛り上がっているものの一つになればいいな」
エノビ☆ケイコさん「自分たちの作品を通して沖縄のカッコよさや笑える部分とかそういうのを表現しているのでみんなが見て面白がってアトロンって人達面白いこと考えているなと感じになればいいかな」