こんばんは、スポーツです!夏の甲子園を見据えた球児たちの熱戦、高校野球春季大会。シード校がすでに姿を消すなど、実力伯仲、波乱の春を迎えています。
糸満・平安常輝投手「自分なんか、上原先生に最後花道を作ってあげるという1つの目標があるので。」
糸満野球部の指揮を執って7年、上原忠監督。4月から沖縄水産への異動が決まりこれが糸満での最後の大会となりました。「監督に花道を」を合言葉に第2シード興南に挑む糸満ナインは1点を追う2回5番・桃原虎雅(とうばる・たいが)
大会第4号のホームランで同点に追いつくとさらに5回、2本のタイムリーでリードを奪います。シード校相手に躍動するナインを、上原監督は笑顔で見つめます。
糸満・上原忠監督「勝ちたいという気持ちが硬さになったりするので楽しんでいこうということを随所で語っていきました。」
しかし、糸満5点リードで迎えた8回。エラーとフォアボールでピンチを招くと興南の4番・具志堅大輝(たいき)打ち取ったあたりも、不運にもタイムリー。点差を縮められます。
そのウラの攻撃前、上原監督が選手を集め自ら円陣の中へ。
糸満・上原忠監督「心を一つにしてみんなで1点取ろうと」
点を取られ緊張感が増したナインに笑顔が戻るとその直後の攻撃。キャプテン・大城翔太郎のヒットなどでチャンスを作ると2番・大城幸雅(こうが)円陣で団結を強め、第2シード・興南を突き離した糸満。監督に花道を!3回戦進出です!
糸満・上原忠監督N右「結果でいうとやはり優勝して終わりたいですそのためにチーム一つになって次の試合頑張ります」
2001年、春のセンバツベスト4、甲子園春夏連続出場を果たした宜野座高校。チームを率いたのは奥濱正監督、安富勇人キャプテンでした。あれから15年、安富キャプテンは那覇商業の監督に対するは奥濱監督率いる北部農林公式戦初の師弟対決が実現!
試合は那覇商業5点リードの4回、この回からマウンドにあがった屋良脩斗(しゅうと)がストライクが入らず。それでも安富監督は投げさせ続けます。
那覇商業・安富勇人監督「自分の指導スタイルは(奥濱監督に)似ている部分は間違いなくあると思いますし。」
宜野座時代、奥濱監督から教わった2つのジリツ(「自立・自律」)を選手へと伝える安富監督。屋良はその後立ち直り、8回まで1失点の粘りの投球。
9回は、奥濱監督率いる北部農林が2点を返す反撃を見せますが、最後は第4シード・那覇商業が逃げ切り3回戦へ。春の師弟対決は安富監督に軍配があがりました
那覇商業・安富勇人監督「正直、やりづらかったです、間違いなく(笑)もう一度自分たちのやるべきことを帰って確認したいと思います。」
以上スポーツ部でした