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16-03-24-03

憲法改正の議論をめぐる学識者らの講演会が23日、那覇市で開かれ緊急時に、国民の権利を制限する権限を政府に与える、「緊急事態条項」は不要だと訴えました。

琉球大学大学院の高良鉄美教授は、「時の為政者の意識が低ければ、条項は都合よく利用されうる」として、憲法に加える必要はないと強調しました。

また、弁護士の加藤裕さんは、日本が武力攻撃された際に民間の土地や家屋などの強制使用を定めた自衛隊法などをあげ、緊急時に、国民の権利を制限する法律はすでにあると指摘。あえて憲法に緊急事態条項を設ける動きに疑問を示しました。