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17日に開かれた県議会のアメリカ軍基地関係特別委員会では復帰後だけでも暴行事件は130件に上ることが明らかになりました。
13日に那覇市で起きたアメリカ兵による女性暴行事件を受け、軍特委では今回の事件の概要が説明されたほか、復帰後に発生したアメリカ兵による暴行事件が、公表されていないものも含め、合わせて130件に上ることなどが明らかになりました。
また、県とアメリカ軍、日米両政府が一体となって兵士の研修を行う新たな仕組み作りの必要性が指摘されました。
委員会では、こうした再発防止策を盛り込んだ意見書と抗議決議を週明けに議員提案する予定です。
また、那覇市議会では被害者への完全な補償や日米地位協定の抜本的な見直しなどを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しています。
様々な場所でアメリカ兵の綱紀粛正を求める声が高まる中、高里鈴代さんは被害者を全面的に守るべきだとしています。
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代さんは「加害者が100%悪い。人が寝ていようと何をしようと、レイプしていいということにはならない。加害者の『いや、そういうのを見たらそういう気になるものだ』というのを、本当にこの社会が甘くみて、容認しているから、その被害者に対する非難の方が強くなって出て来るんですね。この(事件の)背後に何があるのか。(容疑者の米兵が)どういう目的だったのか。そこが問われるべきじゃないでしょうか」と話していました。