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さて、続いては声の力、言葉の力で沖縄戦を語り継ごうと観光ガイドらによる朗読劇が、3月9日、那覇市で披露されました。

朗読劇の様子「ドドーン(爆撃音の声)砲弾が撃ち込まれました。とっさに地面に伏せました。あたりを見るとたくさんの人が倒れたまま、大けがをし、血を流しています。死んだ人もいました。大丈夫?早く逃げないと危ないよ!きくちゃん!隠れる場所を早く探そう!」

当時の爆撃の音を「声」で表現するなど迫真の朗読を披露したのは、那覇市内で観光ガイドを務めるまちまーいガイドの皆さん。

その朗読に見いるのは沖縄戦の体験者元白梅学徒やその同窓生およそ70人でした。舞台の上で繰り広げられる「沖縄戦」に、時折うなずいたり、涙を拭っていました。

元白梅学徒の女性は「ただもう涙が出るだけで」「その頃のことをずーっと思い出して。捕虜になる前のことをずっと頭に描いて。誠実にその様子を話して頂いたことに感激した」と話し、白梅同窓会の中山きく会長は「是非新しい形の戦争体験の継承として、県内の小中学校の皆さんにもお伝えしたい。見て頂きたい」と話していました。

那覇まちまーいでは、今後も、朗読劇を修学旅行生らを中心に広く、続けていきたいと話しています。