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辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐる代執行裁判で翁長知事は15日、国と県双方が裁判を取り下げて改めて協議に戻るとする和解案の受け入れを前向きに検討する考えを示しました。
翁長知事は「具体的なことについては申し上げられませんが、裁判所が言う暫定案について前向きに検討する旨回答致しました」と述べました。
15日翁長知事は、裁判所が提示した和解案のうち、国と県の双方が訴えを取り下げ、さらに国は工事を止めた上で協議を再開するという暫定的な和解に向けた案の受け入れを前向きに検討する考えを示しました。
裁判所は今回このほかにも新基地に30年の使用期限を設けるか、軍民共用とするよう国がアメリカ政府と交渉することなどを盛り込んだ根本的な和解に向けた案を提示していますが、この案については県側は対応を検討していないとしています。
一方、菅官房長官は16日の閣議後の会見で、工事を進める考えを示しました。菅官房長官は「知事から許可をいただいたわけでありますので、住民生活、自然環境、十分配慮しながら進めさせていただきたいと思います」と述べました。