こんばんは、スポーツです。まずはハンドボール、琉球コラソンから。リーグ前半戦を7位で折り返したコラソンですが、巻き返しに向けチーム力が上がっています。
リーグ前半戦、開幕3連勝のあとの5連敗で7位と勢いに乗れなかった琉球コラソン。しかし、後半戦幕開けとなる11日の試合では今シーズン最多得点で圧勝。コラソンはこの冬、巻き返しに向け力を蓄えていました。
1月、チームはハンドボールの盛んなドイツへの遠征を敢行。大型の外国人選手たちとのトレーニングマッチを通して、主にディフェンスを強化。さらにオフェンス面では、強力な新戦力が。
台湾代表でも活躍するコラソン初の外国人プレーヤー、趙顯章(チャオ・シャンチャン)。得点力アップの鍵を握る身長196㎝の大型サウスポーがチームに加わりました。
水野裕矢GM「自分たちとしては左利きの大型選手というのは一番の待望の選手だったので。ここで大型選手がいたらこういうプレーができるんだろうなというのを描いてきたものが、やっと彼が入ったことによって表現出来ているんじゃないかと思います。」
期待の新戦力は、さっそくスターティング7に名を連ねると豪快に相手ディフェンスの上から得点を奪うなど、その持ち味を発揮します。この新戦力の加入は、エース・棚原良にも追い風となっていました
棚原良選手「(これまで)僕にマークが2〜3人来てたそれでも趙が打つことによって僕のマークも薄くなるしすごい気持ちよくプレーできています。」
攻撃の柱が2本になったコラソン。1点ビハインドで迎えた後半には趙が相手ディフェンスを引き付けて、棚原のシュート。今度は、棚原がディフェンスを誘導、空いたスペースから趙がゴールを狙うなど新たな攻撃パターンを披露します。
試合は、後半なかばまで両チームが点を取り合いもつれる展開。その中で気を吐いたのも趙!マークが3人付こうが、お構いなし!さらに趙がチームの18点目を決めると、コラソンはここから火が付き、6連続得点!
勢いに乗るホーム2連勝。2本の柱で、後半戦巻き返しを誓います。
棚原良選手「趙がけっこうロングシュート入っていたのであいつが苦しい時に決めてくれたしみんなもディフェンスで気合入れて守っていたので、良い勝ち方で終われたかなと思います。」
趙選手「(台湾語で)試合に力を尽くして、頑張っていきたい。」
まだ日本語は勉強中の趙選手。それでも最後は
趙選手「(日本語で)ありがとうございます、みなさん(笑顔)」
今後に期待の持てるホーム2連戦になったのではと思いますコラソンはこれからアウェイで5試合したのち、来月ホームでシーズン最終戦を迎えます。順位を上げてプレーオフへの希望を胸に戻ってきてほしいと思います。