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先週、およそ3900キロ離れた島から少年達が沖縄にやってきました。目的は、野球での交流でした。
野球を通して沖縄の人たちと交流を深めようとハワイミクロネシア連邦のポンペイ島で暮らす少年達が先週、沖縄を訪れました。
舞台の上で踊りを披露するのは沖縄からおよそ4000キロ離れた太平洋の南に浮かぶ小さな島ミクロネシア連邦に所属するポンペイ島からからやってきた少年たちです。
戦前、日本の領土だったポンペイ島にはウチナーンチュも多く住んでいたことから「沖縄ポナペ友の会」が結成されていて毎年、親善交流として、県内の子ども達が、ポンペイ島を訪ねていますが、
今回は旅行社が県内で、毎年主催している「東アジア少年野球交流フェスティバル」にポンペイ島の子ども達が去年に続き、招かれたものです。
キャプテン・ジョバニー・シメンス君「沖縄野球大会に参加する事ができて本当に嬉しいです。沖縄で作る絆を永遠にしたいと思います。」
沖縄とポンペイ島の絆を深める少年野球大会は先週土曜日、県内少年野球チームとのトーナメント制で争われました。実は、ポンペイ島は野球が盛んな地域ではありません。子どもたちも1年前からこの日のために練習を積んできました。
試合はポンペイ島チームが2回戦から登場先制を許し1点を追いかける展開です。
見せ場は中盤でした。ポンペイ島チームの攻撃。打球は左中間を大きく超える長打コース得意の脚を使って一気に3塁まで走りぬけます。しかし、このあとが続かず、試合はその後2点を追加され0対3でポンペイ島チームは涙を呑みました。
試合後、悔しさいっぱいのキャプテン、ジョバニくんは
キャプテン・ジョバニー・シメンス君「残念です。悲しいです。毎日練習して、ポンペイの野球ではなく、日本の緻密な野球技術を身につけたい。」
およそ4000キロの海を渡ってやってきたポンペイ島の子ども達。沖縄の子どもたちと一緒に白球を追いかけた思い出は次の世代の絆を深めたに違いありません。
少年達「美味しい!!」
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