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2月7日、北朝鮮が事実上の「ミサイル」を発射しました。沖縄の上空を通過し一時、物々しい空気に包まれましたが、市民生活に変化はありませんでした。日曜日の県庁に集まった職員。午前9時半を回った頃庁内は一気に緊張に包まれます。

7日午前9時31分ごろ北朝鮮が事実上のミサイルを発射。そのおよそ10分後、沖縄上空を通過したと2度目のJアラートがなりました。先島諸島に配備されたPAC3は発射されることはありませんでした。

宮古島での街頭インタビューでは「PAC3ですか?頼もしいような気もするし何にもしないより危ないですからね。まあ安全のためにはいいんじゃないですかね」と話す市民がいました。

一方、このPAC3の配備については軍事ジャーナリストの前田哲男さんが先週、QABの取材に次のように話していました。4日の放送から「予告通りに打ち上げると、200キロ上空ぐらいを先島付近を通っていく。それも数秒のうちに通過するので、PAC3は射程が20キロ前後、2万メートル前後なので、これはどうしようもない」と話しました。

7日は、石垣市でも目立った混乱はありませんでした。

石垣島の市民は「みんなの携帯がワーッとなったのでざわめいたくらいで特に混乱はなかったので」

発射を受け、翁長知事は「ある意味で心臓が凍る思い。迎撃のミサイルもどの程度精度があるのか私たち素人には全く分からない」と話しました。

なお、PAC3は、8日の午後、全ての警戒態勢が解除されています。