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ひと昔前まで宮古島でよくみられたある珍しい生き物が、宮古島市の上野野原で久しぶりに姿を見せました。
みつかったのは、鮮やかな緑が特徴のミヤコカナヘビ。市内のさとうきび畑で、枯れ葉に隠れるようにしていたということです。
このミヤコカナヘビは宮古諸島のみに生息しているトカゲの仲間で、1996年に新種として発表されました。
宮古島ではその前からカナヘビの存在は知られていましたが、新種として発表されるまでは、よく似ているアオカナヘビと混同されていたということです。
以前は島内でよく見られていたそうですが、島の開発に伴って、ほとんどその姿を見ることができなくなり、現在では環境省のレッドデータブックで、絶滅の危険性が極めて高い種に指定されています。
このミヤコカナヘビは、琉球大学の熱帯生物圏研究センターが種の生態や減少している理由などを調査しています。