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新たに国を訴えます。
翁長知事は、1月19日会見を開き、国地方係争処理委員会の決定は、「実質的に判断しておらず」不服があるとして提訴する考えを示しました。
19日の会見で翁長知事は「(係争処理委員会は)何ら実質的な判断をせずに却下決定に及んでおり、この点について不服がありますので、訴えるべきであると判断いたしました」と述べました。
辺野古の埋め立て承認を巡り翁長知事の「取り消し」の効力を止めた国土交通大臣の決定は不服だとする県に対し、係争処理委員会は先月、大臣の判断は、「一見明白に不合理」とは言えないなどとして、県の申し出を却下していました。
翁長知事は会見で、この決定について、「国土交通大臣の執行停止は違法だ」と改めて主張、その上で、訴えを起こす理由として、委員会が違法性について「実質的には判断していない」からだとしています。
県は今後、2月3日の期限までに、福岡高裁那覇支部に提訴することにしています。辺野古への新基地建設を巡り国と県が争う裁判はこれで3件目となります。