新体制会見・李済華GM「いつまでにJ2昇格を目標にしているか…ことしです。」
高らかに目標を宣言し、新体制を発表したFC琉球。
ミーティングで金鍾成監督「頑張っていこう!」
J3リーグ3年目のシーズンに向け、きのう本格的な練習をスタートさせました。今シーズンは、新戦力として11人の選手が加入。この春高校を卒業する上門知樹(うえじょう・さとき)、山川デション諒ら、最年少18歳コンビをはじめそのほとんどが20代前半。チーム全体の平均年齢も22歳と、若い力で挑むシーズンとなります
指揮を執るのは、北朝鮮代表コーチなどの経験を持つ金鍾成(きむ・じょんそん)新監督。現役時代、FWだったこともあり今シーズンのテーマは「攻撃的サッカー」スコア3-1での勝利を目指します。
金鍾成新監督「仕掛かける、強気でいく、それを繰り返すというところですね。攻めることにおいてサッカーはそんなに甘いものではないの(失点1は)そのくらい覚悟して攻めろということですね。」
選手も監督も代わり、新生FC琉球として始動する中、コーチに就任したのが喜名哲裕(てつひろ)さん。
喜名さんはフィールドプレーヤーとして沖縄初のJリーガーで名古屋グランパスなどでプレー。5年前に沖縄に帰ってきてからは海邦銀行SCでプレーしながら、自ら少年サッカーチームを立ち上げるなど沖縄の子ども達への指導に力を入れてきました。
その指導を通して、気付いたことが今回のFC琉球コーチ就任の理由でした。
喜名哲裕コーチ「僕はいろんなJのチームに行ったんですけど、その時に子ども達に「将来何になりたい?」と聞くと、地元のチームの名前がすぐ出るんですよね。でも今の沖縄の現状というのは、子ども達に「将来どうなりたい?」と聞くと「FC琉球に行きたい!」という文化というかそういうのがないので。」
地元にJリーグチームがあるにも関わらず子ども達の目標になりえていない。FC琉球が成長することこそが沖縄サッカー界の発展につながると喜名さんは考えています。
喜名哲裕コーチ「今はこうやって沖縄にJリーグのチームがあるってことは僕にとってはすごいことだと思っているので。トップが勝つことによって、子ども達がまたそこを目指したいというのがどんどん増えてくると思うので、FC琉球のトップに課せられた使命というのは僕にとってはかなり大きいと思います。」
FC琉球にとって勝負の年と言えるJ3・3年目。子ども達の目標となるチームになるために貪欲に勝利を目指します。
以上スポーツ部でした。