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みなさんはもう召し上がりましたか?きょうは1月7日、七草です。
ここ数年沖縄でも広まってきた七草の風習、定番の七草粥はもちろんデパートではちょっと変わった七草メニューまで登場していました。
デパートの食品売り場には自宅で手軽に七草粥を作ることができるセリ、ナズナ、ゴギョウなどの七草をセットにして並んでいました。このデパートでは年々売り上げが伸びているということで、2016年は2015年の2倍の仕入れをしたということです。
リウボウ食品館・青果担当の平良憲廉さんは「去年はすぐに売り切れてしまったので、その倍を仕入れて今日の夕方まで持つようにしています」と話します。
そして秋山記者は「こちらの惣菜屋さんでは七草のサラダに七草のコロッケまで様々なメニューが並んでいます」とリポート。七草リゾットのコロッケや七草のきんぴらなど、こちらの店では七草をまさに七変化させた面白い惣菜が販売されていました。
一方、こちらは那覇市内の飲食店。7日は特別メニューとして七草粥を提供しています。七草は、熱で色合いが変わらないように、おかゆの味を調えたあと、仕上げに入れるのがポイントだということです。
七草粥には「競り勝つ」の意味が込められた「セリ」や「繁栄」の意味が込められた「ハコベラ」といった縁起のよい名前の草7種類が入っていて、昔から、無病息災、そして正月料理で疲れた胃腸を整える目的で食べられています。
食事に来ていた女性に尋ねると「いいですよ」「だけど、沖縄でこういう習慣ないさーね。だけど今日あったもんだから、食べてみようと思って。おかゆはめったに作らないからね、おうちでは。美味しいですよ」と話していました。
七草がゆは訪れた人たちのお腹を優しく満たしているようでした。