こんばんは、スポーツです!6年ぶりの沖縄開催となった大相撲。プロの力士の取り組みに会場も湧きました。きのう行われたぎのわん車いすマラソンでは以前このコーナーでも紹介した喜納翼さんが素晴らしい走りを見せてくれました。2つ続けてご覧ください。
大相撲が沖縄にやってきた!
2009年以来となる、6年ぶりの沖縄巡業。滅多に見られないプロの力士の取組に会場も沸きます。その力士たちに果敢に挑んでいったのが沖縄のこども力士たち。3人がかりで挑みますが…
しかし、その中で異彩を放ったのが将来の夢は大相撲の力士、浦添中3年の當眞嗣斗くん。胸を貸すのは、何と横綱・白鵬。さすがに相手は横綱。何度も投げ倒されます。
當眞嗣斗君「やっぱり全然違うなという感触ですね。」
それでも最後の一番。
沖縄場所ならではの貴重な経験を手にしていました
6年ぶりとなる沖縄場所、熱い声援を受けていたのが地元・中部農林出身の千代の勝、そして千代皇の2人。まず土俵に上がったのは三段目、千代の勝。勝利で会場を沸かせます
そして、十両・千代皇の取組の前にはこれも地元ならでは、高校時代の恩師、木崎智久さんと談笑するシーンも。
木崎智久さん「学校関係の人とか沖縄で世話になった人たちがみんな喜んでくれているので良かったと思いますね」
(Q公開稽古からかなり気合が入っていましたが?)
千代皇「やっぱり沖縄の皆さんにふがいない姿は見せたくないと思ったので、最初から全力で」
(Q木崎先生にも見せられないですよね」
千代皇「そうですね、一番怒られそうなので(笑)」
多くの拍手で送り出された、千代皇。こちらも危なげなく勝利で飾り、地元ファンを喜ばせました。
結びの1番では白鵬対鶴竜の横綱対決も観られるなど会場は盛り上がり、大相撲沖縄巡業は、最後まで興奮冷めやらぬものとなりました。
ことしで27回目を迎えた「ぎのわん車いすマラソン」県内外からおよそ250人が参加しそれぞれの目標に向かって、車いすをこいでいました。スタート前、この大会2回目の出場に向け準備を進めていたのが以前、QABで紹介した喜納翼さん。
喜納翼さん「上位狙います、頑張ります。」
喜納さんは、大学でのトレーニング中の事故で胸椎を骨折し車いすでの生活となりました。それでも常に前を向く姿勢が彼女の強みです。
喜納翼さん「私は笑っていたんですけど、両親の顔は引きつっていて。私も一緒に落ち込んでしまったらただひたすらマイナスにいってしまうだけなので。」
この日も、応援に駆け付けた両親。2人に前向きに進む姿を示したい。そんな思いが喜納さんを支えています。
父・肇さん「親として自分たちも正直ビックリしています。尊敬しているというか子どもながらに受け止め方、考え方がすごいなと。」
喜納翼さん「(ケガした当時)普段と比べると口数も少ないですし、なかなか笑顔も固かったりはしていたので私以上にしっかりした一人前の人間になっている姿を見せれば、少しは安心するのかなと思って。」
喜納翼さん「しっかり両親の前で走り切って、欲を言えばしっかりと上位に入って頑張っている姿というのを見せたいなと思います」
喜納さんは1周およそ5キロのコースを4周するハーフの部に出場。序盤は男子選手らにまざり、ハイペースで進みます。沿道の応援にも背中を押される中、両親の前も力強く通過していきます。
父・肇さん「普段通り、腕は振れているようなので安心しています。」
去年はカーブを曲がり切れずに縁石に激突リタイアした喜納さんでしたがことしは難なく折り返していきます。
喜納翼さん「父さん母さんの声援もしっかり届いていました。最後に激突しないようにと叫んでいるのも聞こえていたんで。ここまで来られるようになったという姿を観たら少しは安心するんじゃないかと思うので。」
前半の飛ばし過ぎが懸念されましたが、ペースを崩すことなく、そのままゴールへ!自己ベストを4分も上回る好タイムで堂々の女子1位。両親の前で、最高の走りを見せました。
父・肇さん「無事帰ってきた、一安心ですまずは」
母・貴子さん「本当に無事に完走できることだけを願っていたので、その上女子で1位をとれて本当に最高です、ありがとうございます。」
喜納翼さん「2人とも私のこれ以上のケガを心配しているみたいなのでケガはまずしないように練習に励んで、上を目指して頑張っていきたいと思います。」
今回の車いすマラソンには世界陸上などの経験者も出場していたんですがその中での女子1位ということで、今後にさらに期待が高まります。さて、来週のこの時間はこの1年のスポーツを振り返りますぜひご覧ください。以上スポーツ部でした16