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地上戦が繰り広げられた沖縄と、東日本大震災の起きた宮城、それぞれの地で活動する語り部の座談会が開かれました。
南三陸町で地域ガイドをしている後藤一磨さんは「(震災から)様々な気づきとか学びとかが見えてくるようになりまして、直後に起きたことよりも、それから見えてきたものを語ることが多くなっています」と話していました。
これは東日本大震災を伝える活動をしているEPO東北が、語り部の活動の意義や継続する重要性について考えようと企画しました。沖縄からは、渡嘉敷島出身で両親を集団自決で失い、自身も瑞泉隊として傷病兵の看護をした宮城幸子さん(88)が同じ過ちを繰り返さないために若い世代へ語り継ぐことが重要と話しました。
また、宮城県南三陸町で被災した経験を地域ガイドとして伝える後藤一磨さん(67)は震災の教訓を活かし、同じ犠牲を出さない社会づくりに向け、こうした活動に携わる人たちの向き合い方が問われていると述べていました。