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きょうは女性の乳がんについてとりあげます。今や女性の12人にひとり、日本女性の8%にあたる女性が患うという数字が出ている乳がん。決して他人事とは言えないですよね。

まずは、こちらのチェック項目皆さんも一緒に答えてみて下さい。

1.年齢が40歳以上である 2.肥満である 3.運動習慣がない 4.高齢初産もしくは出産をしていない 5.身内に乳がんになった人がいる

チェックが多いほど乳がんのリスクが高くなると言われています。ここで気になるのが2番の肥満。乳がんと肥満には密接な関係があるということで医師に詳しく聞いてきました。

国仲医師「食生活の欧米化が言われていたんですけど、それにともなって肥満が増えてきて、色々調査してみると肥満と乳がんは関連が明らかだということがわかりましたので」

沖縄は全国一肥満が多いということですので、実際に死亡率を調べてみると全国でも高い方になっています。肥満が乳がんの死亡率を上げる・・・恐い言葉が聞こえてきました。では、どこからが肥満なのかをまず確認しましょう。

そこで知っておきたいのがBMIという数字。BMIとは体格指数と言って、肥満度のチェックに使われるものです。計算方法はこちら体重(kg)÷(身長m)2 体重÷身長の二乗で計算できます。皆さんも自分のBMIを出してみて下さい。

例 身長160cmで 体重55kgの人なら55÷(1.6×1.6)=21.48・・・・となります。

いかがですが、このBMI数値が25を超えると肥満とされ、さらにBMIが30を超えると深刻なデータ結果も出ています。

それがこちら。国立がん研究センターの調べによると、標準BMIの女性の乳がんリスクを1とした場合、BMIが30を超える女性の場合、乳がんのリスクは2倍以上になるというのです。この数字を見てもあなたはまだ生活習慣を変えたくないと思いますか?

医師がすすめる食生活はもっと野菜を取り入れること。沖縄の女性は全国的に見ても野菜不足であることがわかっています。一日の摂取量を理解して日々の献立に反映すること。さらに、1日40分程度のウォーキングを目安に運動を取り入れること。こうして、BMIを22前後にキープできる体作りが大切です。

そして、最後に大切なのは検診。マンモグラフィー検診で実際に死亡率が下げられるということがわかっていますので、欧米のデータだと乳がん死亡率を25%くらい下げられるということがわかってきているので、是非皆さんに受けていただきたなと思います。

自治体から配られる無料クーポンなどを活用し、少なくとも1年に1回の検診を心がけましょう。