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国際環境NGOのグリーンピースの船が那覇新港に到着し、6日から辺野古沖で新基地建設に反対する市民団体の活動を支援すると11月3日、発表しました。
10月31日から入港しているのは、オランダ船籍でグリーンピースが所有する「虹の戦士号」855トンです。メンバーらは会見で、内閣府からの許可が下り次第、6日にも辺野古沖に向かい、新基地建設に反対する市民団体の活動を支援すると発表。「日本政府の姿勢は民主主義に反する」などとして、辺野古での市民団体の活動などを世界に発信したいとしています。
会見でグリーンピース・ジャパン海洋生態系担当小松原和恵さんは「辺野古大浦湾一帯は、ジュゴンの唯一の食べ物である海草が最大に繁る場所。ここを埋め立てるということは、絶滅危惧種であるジュゴンの生存に大きな影響があることからも(新基地建設に)強く反対する」と話していました。
また、入港から2日半経っても入国許可が得られないのは、これまで例がないとして、不当な扱いを受けていると訴えました。グリーンピースの船が辺野古沖に派遣されるのは、2005年以降、3度目です。
一方、11月3日辺野古の海では、工事の目立った動きはありませんでしたが、座り込みが続くキャンプ・シュワブのゲート前では、3日も朝から100人以上の人が集まりました。
午前7時すぎには、工事車両が基地内に入るのを阻止しようと、車の前に座り込むなどして抗議していた市民と、それを取り締まろうとする警察とがもみ合いになる場面も見られました。