きょうの特集は、新人警察官に密着します。警察の門を叩いた彼女には大きな目標がありました。日々奮闘する姿を同じく入社1年目の新人・知念記者が追いました。
地域住民「たびたび回ってくれるととっても嬉しいよ。今世の中危ないんじゃないですか」
地域住民「心強いよね。回ってくれると。女性の方だと話しやすい」
商店街をパトロールする女性警察官
武田美紗子さん「安心しますね。「来てくれると嬉しい」という言葉がやりがいですね」
笑顔で対応してくれたのは、沖縄警察署の地域課に所属する武田美紗子さん。先日、配属されたばかりの新人警察官です!
武田美紗子さん「おはようございます。よろしくお願いします」
新人警察官・武田さんの1日は署内の清掃から始まります。警察の1日は大忙し、着替えを済ますと、すぐに剣道の稽古が始まります。
武田美紗子さん「自分の身を守るのは自分しかいないので、やっぱり武道とかで自分のメンタルも体力も鍛えていかなければならないという思いから毎朝頑張っています。」「朝稽古が一番きついです」
武田美紗子さん「(Qモップがけも新人の仕事なのですか?)そうです。新人の役割です!やる事がいっぱいです。」
そんな武田さんを上司は、、
署の上司「わからない事すぐ聞いてきてくれるので、先輩としてちゃんと教えないとなって思いますね」
しかし、武田さんにはこんな一面も
武田美紗子さん「いつも休憩室で色んな話を聞かさせていただいてます。ガールズトークです。ちょっとこちらではいえない」
署の上司「休憩室でしか出来ない」
愛媛県出身の武田さん。大学進学と同時に1人、沖縄にやってきました。警察官になり、仕事で落ち込んだ時などは、故郷にいる母の何気ない言葉に救われると話します。
武田美紗子さん「厳しい世界だと思うけど、応援してるよって。単純に(母からの)頑張って!っていう言葉が支えになってます。」
先月、36人の仲間達と一緒に警察学校を卒業した武田さん。警察官になる前から持ち続けているある目標がありました。それは
武田美紗子さん「私は白バイ隊員を希望して警察官になりました。こっち(沖縄)に来て初めて生の白バイ隊員をみて、しかも、それが女性だったので、自分と同じような女性があんな大きいバイクを操っているがすごいなと思って、あこがれました。」
休みの日、武田さんは白バイの練習を見学していました。
武田美紗子さん「改めてみて格好いいです。自分の憧れを生で見れてるのが、すごくいま今、ドキドキしてます。」
特別に白バイにまたがる事に、感想は。
武田美紗子さん「かっこいいですね。大きいです」
小橋川さん「私も先輩の走りをみて憧れて白バイを目指したので、かっこいいなというのが最初ですよね」
先輩も熱心な武田さんにアドバイスを送ります。
小橋川さん「(隊員に)なってからが大変だと思います。訓練も毎日ありますし、休みの日も訓練漬けで運転技術向上させて、安全運転に努めるのが仕事のひとつでもあるので、大変だと思います。筋トレしてパワー漬けて、男性に負けないように頑張ってください。気持ちで負けないように」
先輩から熱い言葉を貰った新人警察官・武田美紗子さん、大きな夢を抱き、警察官としての一歩を踏み出しています。
武田美紗子さん「目標が明確に決まってるので、今は地域なんですけど、地域では色んな事案も取り扱えるので基本なので、その基本をしっかりと学んでから、白バイ隊員目指して頑張りたいと思います。女性独特の被害にあった時に、自分だったら話せるっていう信頼される警察官になりたいです。
武田さんの懸命な姿、凄く素敵でしたね!武田さんを取材した知念記者は、同じ社会人1年目でも、皆、それぞれ違う自分の場所で目標に向かって頑張っている姿を見る事ができて、僕も負けられないと話していました。
武田さん、目標に向かって頑張ってくださいね!