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CKD48が那覇市に発足

成人男女の8人に1人が発症すると言われる慢性腎臓病の予防を、県内で初めて、行政と医療機関が連携して取り組むプロジェクトが始まりました。

那覇市では、慢性腎臓病の悪化による人工透析患者が増加し続けていて、多くの患者は特定健診を受けていなかったことや、腎臓専門医への受診が遅れたことが、悪化の要因と見られています。

10月14日からスタートしたCKD48と名付けられたプロジェクトは、健康診断で慢性腎臓病に該当すると思われる人たちを、登録された医療機関と腎臓専門医の両方で診察し、早期に適切な治療を行なっていこうというものです。

人工透析を受けている沖腎協の宮城輝事務局長は「腎臓が壊れてしまうと週に3回、150日病院に通わないといけない。(透析を)遅らせる、あるいは導入しないことを念頭に置いて頑張っていくためには、地域連携は素晴らしい試みだと思います」と話していました。

那覇市では、国保だけでも人工透析に年間25億円かかっていることから、医師会と連携し、病気の増加に歯止めを掛けたいとしています。