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台風15号 琉大が新手法で分析

8月に八重山地方を襲った台風15号が、石垣島を通過する際、急発達していた可能性があることが琉球大学などの調べでわかりました。

台風15号は8月23日から24日にかけて八重山地方を直撃し、最大瞬間風速71メートルを観測しました。

琉球大学と気象庁気象研究所がレーダーを使った新たな手法で解析したところ、台風15号の中心気圧は石垣島を通過する前後17時間で、960ヘクトパスカルから930ヘクトパスカルに低下。また、上空の最大風速も30メートル増加していて、短期間で急速に発達した可能性があることがわかりました。

琉球大学・物質地球科学地学系の山田広幸准教授は「風速が一番強まってる部分の風速というのが、接近から3時間後の石垣島を通過した後の段階で、70メートルを超えたと推定されております」と話しています。

15号が急発達した要因については、海域の海水温が高かったほか、台風の勢力を弱めるように働く上層からの強い風や乾いた空気の流入がなかったためと分析しています。