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マグロ缶詰づくりに高校生が挑戦

沖縄水産高校の生徒たちが2日、実習でマグロの缶詰作りに挑戦しました。マグロの解体から始まった缶詰づくり、2日、沖縄水産高校では、水産加工食品の製造に関する知識や技術を学ぶため、マグロの油漬けの缶詰づくりの実習を行いました。

マグロの解体初挑戦の玉城ゆきさん、使い慣れない包丁に悪戦苦闘。「集中力が半端ないですね。丁寧にやってるんですけど、骨に身が付いてキレイにできないです」と話していました。

切り分けたマグロは2時間ほど蒸し、味に雑味や臭みが残らないよう蒸したマグロから骨や血合いなど不要な部分を取り除きます。細かな部分まで注意を払わないといけません。

東郷莉子さんは「血管があるんですけど、これを取る作業が一番神経使いますね。ここをいきすぎたら、ここだけボコって取れたり、かといって優しくし過ぎても取れなかったりするんで、微妙な力加減でここを削っていくんです」と作業の手を休めず話していました。

残す工程はあとわずか。缶に詰めたマグロに塩と油を加えて味を調え、最後に缶のフタを閉じれば完成、きょうはおよそ400個の缶詰をつくりました。

国吉海さんは「みんなで1つの缶詰をつくる、このみんなで同じ汗を流して苦労もして頑張った達成感があります」と話し、具志堅みきのさんは「忙しかったですけど、みんながこの缶詰を待ってるっていうことを知っているので、とてもやりがいがありました。(缶詰を)手に取ってもらえる人に美味しく頂けるように頑張りました」と笑顔で話していました。

生徒たちがつくったマグロの油漬けの缶詰は11月の県産業教育フェアや12月の学園祭で販売されるということです。