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県が半年前から求めていた調査です。名護市辺野古への基地建設を巡り、沖縄防衛局が投入したコンクリートブロックがサンゴ礁を破壊しているとされる問題で、県は31日から潜水調査を始めました。
野島記者は「立ち入り申請から半年以上、県の調査船が、初めて臨時制限区域に入ります。」とリポートしました。
制限区域を囲うフロートの内側には、15人の調査団が入り、午前10時ごろから潜水調査を実施。制限区域内には、最大で45トンものコンクリートブロックが海中に沈められていて、県のダイバーは、沖縄防衛局のダイバーらも立ち会う中、写真を撮るなどして海底の状況を確認しました。
県水産課新里勝也課長は「今回の調査の結果は、それを整理したうえで、知事が行政判断を示すための基礎資料とすることとしておりますので、現時点でここでコメントするのはすいませんけど差し控えさせていただきます。」と話します。
一方、沖縄防衛局は、31日になり突然、仮設の浮桟橋を再び設置すると発表。その理由を県の調査を「安全かつ円滑に実施するため」と説明していますが、調査する県側も、寝耳に水という状況に、ゲート前で抗議する市民からは反発の声が上がっています。
ゲート前の女性は「1か月間は止めると言ったものをね、抜き打ちにやるということは絶対反対」と言い、男性は「明らかに工事をね、再開するんだと強硬姿勢を見せつけていると」と話しました。今回の調査は最短で12日までかかる見込みです。