※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
日本、そしてアメリカに翻弄される沖縄の姿を皮肉とユーモアたっぷりに創作写真で表現した石川真生さんの写真展が那覇市で開かれています。
民家に墜落したオスプレイが住民と鉢合わせする様子。そしてトンブロックに押しつぶされるのはこの人…。
この写真展では琉球処分から辺野古への新基地建設まで、沖縄の歴史やニュースの一コマを皮肉とユーモアたっぷりに表現しています。
こちらは沖縄にやって来たペリー提督。手にしている文書には「いつまでも沖縄にいたい。思いやり予算があるから」と書かれています。
一方、札束を持っているこの政治家は…。何やら基地問題を巡ってもめているようです。
石川真生さんは「琉球国から始めたら、みんなが自分たちも知らなかった、こうしてみたら本当に続いているんだねというのが観客の一致した意見だった。ずっとずっと、ずっと沖縄はいじめられているじゃないか、支配されているじゃないか、米国が途中から入って、ずっとやっているじゃないかと明確にわかった」と話していました。
写真の一枚一枚には沖縄が経てきた厳しい歴史、変わらない現実が描かれていますが、一方で、どんな困難もうちなーんちゅがたくましく乗り越えてきたことがコミカルに現されています。
大琉球写真絵巻は8月30日まで那覇市民ギャラリーで開かれています。