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興南、夏の初戦の相手は島根代表、石見智翠館。チーム打率3割1厘、4人のホームランバッターを要する破壊力のあるチーム。アルプス声援、そして学校の声援をバックに先制したのは興南！
1回、相手先発、1年生投手が二つのファアボールを出すなど、苦しむ立ち上がりの隙を逃しませんでした。2アウト、ランナーを二人置いて、バッターは5番石川涼！興南が初回に１点をもぎ取ります！
投げてはエース比屋根のピッチングと、バックの守りもあって４回まで、相手に三塁を踏ませません！5回に１点を許した興南でしたが、そのウラ、ランナーを置いて再びバッターは石川涼！犠牲フライで追加点、相手に流れを渡さない。
さらに６回、チャンスに興南は、キャプテン比嘉、さらに3番、具志堅！この回2点を追加、リズムを掴んだかにみえた興南でした。ところが8回に、落とし穴が待っていました。
守る興南、2アウトをとったあと、様子が一変します。デッドボールを許した比屋根が乱れ、1点さまで追い上げられると迎えた5番、村上の打席で・・・ワイルドピッチで同点に追いつかれると、さらに逆転を許してしまいます。
そして迎えた最終回。興南は3番具志堅がヒットで出塁すると打席にはこの男、5番石川涼！石川が同点タイムリー、土壇場で追いつくとチャンスをつなぐ興南、ランナー2塁1塁、バッターは代打この夏予選を通じても初のバッターボックス城間楽人。
興南が、土壇場の我喜屋采配で見事初戦を突破しました。