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安眠のワンポイント(2) 人体

昨日からお伝えしている寝苦しいこの時期におススメの安眠対策、きょうは第2弾です。

睡眠環境には3つの要因に課題があると言われます。寝具、人体、寝室これらそれぞれの環境を良くすることにより質の高い睡眠が得られそうです。2回目の今日は人体について。体温調整や自律神経の安定の要、入浴について掘り下げます。

安眠のワンポイント(2) 人体

沖縄県民のあるあるのひとつ湯船につからない!ただでさえ暑い夏に、お湯につかるなんてと思う方も少なくないかもしれませんね。

睡眠環境鑑定士・天久龍男さん「簡易的なシャワーで何度でも洗い流す、汗を流すというのが沖縄に定着していると思うんですが、やはり入浴というのは睡眠に直結するので、ぬるめの温度設定のお湯に浸かるのは眠りの質を高める上では有効です」

安眠のワンポイント(2) 人体

皆さん、知ってましたか?夏場でもお湯をためて浸かることで自律神経のバランスをとることができます。38℃~41℃の少しぬるめの温度にゆっくりと入り発汗するといいそうです。

安眠のワンポイント(2) 人体

くらしの良品研究所の調べでも湯船につかった時と浸からなかった時で眠りの満足度を比較すると、湯船に浸からないときの平均値が61.7点だったのに対し、湯船に入った場合は73.9点と大幅にアップ。また、湯船に入ることで疲れが取れたと感じた人は、なんと合計92%にもなりました。

ここで、問題が…。バスタブが無いという方!ご安心ください。

安眠のワンポイント(2) 人体

天久さん「全身浴、半身浴もどちらもいいですが、フットバス、ハンドバスという形で手足を温めることも有効です」

手足をつけるだけのフットバスやハンドバスでもこうした効果はあるのでお試しください。その際に、アロマオイルやバスソルトを入れて、香りを楽しむとより安眠につながりやすいそうです。

安眠のワンポイント(2) 人体

ただし、冷たい温度の水に浸けるのはNGです。その時はいったん冷たくてすっきりしても、交感神経が優位になり、安眠には逆効果になるのです。

こうした効果の仕組みを知っておけば、夜はぬるめのお湯でリラックスし、朝は熱いもしくは冷たいシャワーなどでシャキッと目を覚ましやる気を出すことが可能です。これならすぐに試せそうです。

良い眠りのリポート。あすは寝室編です。