全国49代表が集って行われた、組合せ抽選会。
16番目にくじを引いた興南高校。
「興南高校、21番Bです」
その結果、興南の初戦は大会6日目の第3試合、島根県代表の、石見智翠館との対戦が決まりました。なお、今大会は全試合抽選方式で、次の試合の対戦校は試合後の抽選で決定します。
また、選手宣誓は選手権大会100年を記念し第1回大会で優勝した京都二中の流れをくむ鳥羽高校がつとめることになりました。
大会は今週木曜日、いよいよ開幕です。
興南高校は、島根代表の岩見智翠館との対戦が決まりました。この初戦の見どころを、沼尻さんです!お願いします。
沼尻記者「はい、ではまずは初戦の相手・石見智翠館の戦力から見ていきましょう!」
興南の初戦の相手は、2年ぶり9度目の夏の甲子園となる石見智翠館高校。チームのテーマは「超攻撃的野球」それは勝ち上がりを見ても分かる通り打ち勝ってきた試合が多く、特に準決勝・決勝では4本のホームラン、計19得点と爆発力を併せ持ちます。
一方、投手力については、島根県大会5試合はすべて継投で勝ち上がってきました。1年生の安藤選手と、主将の田中選手を試合中に交互に何度も登板させるという珍しい継投策もありましたことしは特に激戦と言われた島根大会を勝ち抜いてきたチームなだけに侮れません。
それに対する興南。守りの軸となるのは、やはり、2年生エース・比屋根雅也。
夏の県大会では5試合すべてで登板し防御率は0.89と抜群の安定感。甲子園春夏連覇を成し遂げた時のエース島袋洋奨投手に投球ホームが似ていることから「島袋2世」との呼び声も高く、全国からの注目も高まっています。
一方の打線、チーム打率は.284とやや物足りない印象。しかし、4番を打つ喜納朝規が打率.412、ホームラン1本、打点もチームトップの5打点と活躍。
その前を打つ3人のうち、2番の仲響生が県大会全試合でヒットを放つなど当たっており、1番の砂川謙斗、3番のキャプテン・比嘉龍寿の復調が攻撃の鍵を握りそうです。春夏連覇以来となる5年ぶりの甲子園出場。興南旋風の再来に期待が高まります。
沖縄県勢と石見智翠館との対戦は初めてとなります。