中川「楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。きょうは「ケラマ諸島に夏が来た!」です。私はまだ夏を堪能できていません。」
長田「残念ですね。自分で早くタイミングを見つけましょうね。さて例年よりも梅雨明けが早く、あっという間に真っ黒になった長田です。」
中川「せめて映像だけでも!早速ケラマ諸島の夏をご覧下さい。」
中川「海も真っ青!梅雨明けのこの時期が一番光り輝く水中映像を撮れると聞きました。」
長田「そうですね。水面のブルーも綺麗ですし、台風が来る前のこの時期はいい映像が撮れます。」
中川「水中に入ってみると・・・」
長田「はい、水中1mの世界では、たくさんの魚たちが気持ちよさそうに踊っていました。」
中川「透明度もいいですねー。うっとりしてしまいます。」
長田「以前、中川さんがカメと一緒に泳いだポイントですよ。」
中川「今すぐにでも行きたくなっちゃいますね。」
長田「でも今回のテーマ「ケラマ諸島に夏が来た!」という証拠のポイントはここではないんです。紹介するのは座間味島の新田の洞窟です!入口から奥へ目を向けると・・・なんと穴の中が魚で覆い尽くされています。」
中川「ものすごい光景ですね。」
長田「まるで大きな生き物が波打って動いているようにも見えますね。」
中川「この小魚は一体?」
長田「魚の正体は、キンメモドキです。その数、数億????」
長田「キンメモドキは夏場に大量発生することで知られる魚。ケラマ諸島に夏を告げる魚が来た!と言ってもいいと思います。」
中川「それにしても凄い数ですね。」
長田「6月の10日頃に情報頂いて、すぐ撮りに行ってきました。ここ10年で一番の大量発生じゃないでしょうか。」
中川「10年以上も追いかけてるんですね。」
長田「いえいえたまーに行くくらいですが・・3年前にこのポイントを紹介したときは、神秘の光のカーテンとして映像お見せしました、同じポイントでありながらまったく違う感じですね。」
中川「こちらは3年前の映像ですね、キレイ、こんな風に光がカーテンのように見えますが、ほんとだキンメモドキの数が違いますね。」
長田「そして今年の映像にもどりましたね。この素晴らしい光景の写真を撮ろうとするダイバーがいました。」
中川「ダイバーさんがいても、我関せずという感じで魚たちは気持ち良さそうに泳いでますね。」
長田「これだけ魚がいたら、暗い所嫌いな人でも大丈夫そう。」
中川さんは「狭い所や暗い所は潜れますか?」
中川「実はどちらも苦手なんですけどもこれだけいると怖くないかもしれませんね。」