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辺野古の新基地建設を巡り、アメリカ軍がキャンプシュワブ内へ名護市教育委員会の立ち入りを許可し、来週にも、埋蔵文化財の試掘調査が始まることが分かりました。
辺野古の新基地建設が計画される工事予定区域の埋蔵文化財調査については6月末、基地を管理するアメリカ軍の許可が出たと、沖縄防衛局から名護市教育委員会に連絡があったということです。
これにより、名護市教育委員会はおよそ300地点におよぶ掘削地点の調査を来週にも始め、2016年2月末までに遺跡の範囲などを確認したいとしています。
ところで、これとは別に名護市教育委員会は、6月30日に県が文化財と認定した琉球王国時代の碇石が見つかった周辺の調査も、今後求めていきたいとしています。
今回、アメリカ軍は、基地建設工事の前に終えておかねばならない文化財調査については名護市教育委員会の立ち入りを許可しましたが、一方で県が求める辺野古の立ち入り制限水域の調査は一向に認められないままで、対応の違いに批判が強まりそうです。