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7月に入って、これからますます、海でのレジャーが楽しくなる季節ですが、珊瑚礁に囲まれた美しい海には驚くような危険も潜んでいます。リーフカレントという現象についてお伝えます。
リーフカレントとは、サンゴ礁の内側から外側へと潮の流れが起きる現象の事で、リーフ内の波が穏やかでも、リーフの切れ目から、沖に向かって強い海流が起きています。
この海流の動きをわかりやくすするために、特殊な塗料を海面に流してみます。すると、周りの潮の流れとは逆に、沖合いに流れていくのがわかります。
実際に、リーフカレントが発生している場所で記者が泳いでみると。手をいっぱい動かして海岸に向かって泳ごうとしているように見えますが…殆ど進んでいません。
海上保安本部村上勇上勇さんは「無理に帰ってこようとすると、今みたいに体力を消耗してしまいますので、浮く努力をして流されてください。体力を消耗せずに救助を待つことを心がけてください」とアドバイスしていました。
2012年から2014年までの3年間、県内で、リーフカレントを含む、離岸流により11人が事故に遭っていて、身近に潜む危険です。第11管区海上保安本部ではリーフカレントの仕組みを理解し、海のレジャーの際は十分注意するよう呼びかけています。