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自衛隊機と民間機2機が絡むあわや大事故寸前のトラブルがあった那覇空港に国の運輸安全委員会の航空事故調査官が調査に入りました。
那覇空港に到着した運輸安全委員会・吉田眞治事故調査官は「お話を伺って何が起こったかということをこれから分析していくということです。今の段階で特に申し上げることはないです」と話し、空港事務所に向かいました。
3日に那覇空港で起きた自衛隊機と民間機2機が絡む一連のトラブルを受け、国土交通省航空局は今回のトラブルが大きな事故につながった可能性がある重大インシデントとして航空事故調査官3人を派遣。事故調査官らは、関係者への聞き取りなどを行ったとみられています。
ところで航空便の過密な運航が度々指摘される那覇空港では航空機の総離着陸は2013年度、年間14万8482回に上り、1本の滑走路を使用する空港としては全国2位。さらに、トラブルが起きた午後1時台の民間機の定期便の発着は合わせて34便で、単純に2分に1回以上の航空機が離着陸を行っている計算です。
一方、4日、県の基地対策課は航空自衛隊那覇基地司令に対し、今回の管制指示の誤認識について「一歩間違えば、人命、財産に関わる重大な事故につながりかねない」として遺憾の意を伝えるとともに、再発防止と情報提供するよう求めています。