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翁長知事は「安保体制、日米同盟という基盤を持っているアメリカがですね、こういった沖縄県民のですね、意思を無視して国内問題だからということで、知らんふりはできないということをですね、本当にしっかり伝えてぜひ見直すようにお話をしていきたいと思っております」と話します。
県民の民意を背に、就任後初の訪米です。辺野古への新基地建設に反対する沖縄の声を届けるため、27日翁長知事がアメリカに向けて出発しました。那覇空港で開かれた出発式には、同行する県議らが集合し、翁長知事が力強く意気込みを語りました。
翁長知事は「アメリカへ行ったら何よりも辺野古基地を造らせない、造れませんよと、造れない場合は日米同盟、日米安保体制が厳しいことになりますよと」と話していました。
また空港ロビーには多くの市民が集まり、訪米団のメンバーを見送りました。空港に駆け付けた市民は「沖縄の、もうこれ以上基地はいらないという思いをですね、直接アメリカ政府にぶつけていただきたいという風に思っています」と話し、別の市民は「『ああ5月 戦禍と基地の 70年』という(俳句)のを翁長さんに託しました」と話していました。
翁長知事はまずハワイを訪問し、県系のイゲ州知事らと会談します。また30日からはワシントンを訪れ、アメリカ政府高官やシンクタンクの研究者らとの会談を予定しています。
今回の訪米で翁長知事は、辺野古への工事を強行する日本政府の姿勢を批判し、移設に反対している沖縄の民意を伝えることにしています。