※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
香港やマカオなどへ沖縄の商品を輸出している県内企業が主催して、アジアの国々への輸出をさらに促進しようというセミナーと商談会が開かれました。
このセミナーは、初めて県内の民間企業が主導して開かれたものです。主催者は「どのような商品が欲しいとか、どういうマーケットに入っているのか、海外の生の声を聞くことが目的でした。」と話していました。
会場では、香港やマカオ、中国本土から集まった現地でも有力企業とされるバイヤーと県内企業46社が出席し、バイヤー側の企業情報やアジアの消費者が求めていることについて意見交換が行われました。
そして、風化したサンゴで焙煎したコーヒーを販売している業者やアジアの国々で人気の高い黒糖やシークワサーを扱う業者が商談に臨みました。サンゴコーヒーの担当者は「バイヤーさんの企業説明もあったので、そういうところが、相手をこちらとしても知るうえで、一方的な商談ではない印象を受けました。」と話しています。
また香港から参加したバイヤーは「私たちは、沖縄黒糖を輸入しています。タイやモーリシャス、マレーシアの黒糖はもっと安く仕入れられますが、沖縄の黒糖は、独特で香りが強く、味もとてもよいです。」と話していました。
また別の香港のバイヤーは「沖縄の商品はとても独自性があります。それに、沖縄の商品には長い歴史があります。清朝の時代からの歴史があるため、独特の文化があります。古い中国、アメリカ、メキシコ、これらが独特の沖縄の文化を作っているので、すべてのバイヤーは、その独自性をとても興味深く捉えています」と話していました。
好調なアジアへの国際物流の動きを背景に、民間企業も積極的に動き出した沖縄独自の商品のアジアでの展開。今後に期待がかかります。